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倉持麟太郎
2022.6.24 09:32

諦めなければ大逆転勝利がくる!

2018年から4年間戦った訴訟の判決が昨日あり、完全勝訴。

今年の10月、11月には9時~17時で複数回尋問やった訴訟。
書面も何十通、何十万字書いたかわからない訴訟で結果がでて、放心でございます。
スルガ銀行の審査部門がモラルハザードのレベルで崩壊していたことによって生じた”かぼちゃの馬車”で有名ないわゆる「不正融資事件」について、完全なスケープゴート=トカゲのしっぽ切りにされた元執行役員の麻生さんの代理人を務めておりました。
会社は日銀や金融庁からのお咎めをすべて「営業部門の暴走」に押しつけ、その全責任を執行役員の麻生さんに押し付けて幕引きしようと、麻生さんを懲戒解雇にしました。
会社の危機管理委員会、第三者委員会、取締役等調査委員会、すべて会社が創作したストーリーを上書きして、麻生さんの責任を追認し、マスコミはそれを拡散しました。
一私人の麻生さんの生活は、あらゆる観点から脅かされ、会社のために奉じてきた時間や彼の尊厳自体が根底から否定され、傷つけられました。リアル半沢直樹状態でしたね。
そうはいかねーぞコラ。
明らかに事実と反する様々な主張を一つずつ、4年間かけて反駁してきました。ドロドロになりながらの尋問もやって、すべての論点をコツコツと潰していきました。
そして昨日、銀行側が作った懲戒解雇の根拠となるストーリー&事実関係はすべて「す べ て」全て!!裁判所によって否定されました。
諦めずに、コツコツと地道に戦えば、どんな巨大組織相手でも何とかなる。
危機管理委員会の委員長は久保利英明弁護士、第三者委員会の委員長は中村直人弁護士、スーパー大御所でしたが、彼らがした事実認定はすべて裁判所に覆されました。
このことは、第三者委員会ビジネスを食い物にしてあぐらかいてる弁護士御大の存在が、無益であるどころか、生身の人間の日常を奪うには十分すぎる権力を持っていることに鑑みれば、全く持って有害であることを知らしめました。”子ども警察”のように第三者委員会ごっこをしている弁護士よ、少数者や人権の擁護がまだ頭の片隅にあるのなら、すこし襟をただしたらどうだ。
司法には絶望もするけど、この時代にたった一人標的にされたスケープゴートを、「スケープゴートにしましたね」っていってくれる機関でもあることに希望も持ちたい。
メディアもこの判決をNHKから朝日新聞等まで広く取り上げていただきました。
眠れずにこの判決を待っていましたが、まずは、よかった。すこし、ゆっくり寝れるわ。
と思ったら、今日もイベントだった(笑)
本日6/24㈮18:30~@横浜

 

 

 

今週のクソすばでは、憲法9条2項に「前項の目的を達するため」と挿入したいわゆる”芦田修正”をめぐる虚実のドラマから、9条論を再検討しました!

そちらも是非☆

『憲法9条、「芦田修正」という亡霊』

https://www.youtube.com/watch?v=sGY3Yx4sODo

倉持麟太郎

慶応義塾⼤学法学部卒業、 中央⼤学法科⼤学院修了 2012年弁護⼠登録 (第⼆東京弁護⼠会)
日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事。東京MX「モーニングクロ ス」レギュラーコメンテーター、。2015年衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考⼈として意⾒陳述、同年World forum for Democracy (欧州評議会主催)にてSpeakerとして参加。2017年度アメリカ国務省International Visitor Leadership Program(IVLP)招聘、朝日新聞言論サイトWEBRONZAレギュラー執筆等、幅広く活動中。

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